フスベ~せえの神‥石坂越え<塩の道(12)

信州の小谷(おたり)地方には、かつて、松本から日本海の糸魚川を結んだ
「塩の道」千国街道の痕跡を、あちこちに見ることができます。

今回は、JR大糸線・中土駅周辺の古道を歩いてみました。
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下里瀬(くだりせ)温泉から、「車坂」▲を登って北へ向かいます。
途中から舗装も無くなり、山腹を巡るようになります。
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この先は「フスベ」と呼ばれる難所で、狭くて滑り落ちそうな勾配。
当時、牛馬に荷を積せて運ぶ途中、転落することもあったといいます。
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牛方という者たちが、牛を多くて7頭追いながら、坂を行き来ました。
眠くなってウトウトした牛方が、手綱を引っ張られて牛に助けられた
話も残っています。
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眼下に姫川が流れ、筒状に覆われたJR線路が見えました▲
姫川と大糸線の西側に隆起する急斜面に、へばりつくような古道です。
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フスベを過ぎて、視界が広がった所に池原という集落があり、
「塩の道」の表示に従って北へ歩いて行きました▲
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8月の日差しの中、夏の花を眺めながら古道を進みます☆
向こうに見える3角形の平倉山には▼戦国時代、平倉城があったそうです。
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崩落が見られる立山▼を背景に、棚田が美しく並んでいます。
桃源郷のような静かな農村風景☆
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一旦、一般道に出て、再び「塩の道」▼の坂を登ります。
石仏群があり、昔のままの古道へ分け入ります。
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猛暑の日でも、樹木の日陰を歩くことができます。
姫川の急流を避けて、下里瀬から車坂を登り、フスベ~池原を通る「石坂越えコース」です。
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登り道が下りになる手前に「賽(せえ)の神」という表示が立っています▼
せえの神は、村の入口にあって、悪霊から守る神です。
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せえの神から向こうは、石坂集落があり、民家が坂沿いに建っています。
湧水を利用した手作りの水道や、生活の匂いがしてきます。
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急な坂を下り終えた場所に石仏群があります▼
この先の道は、北小谷~葛葉峠へと続きます‥
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真田丸・大河ドラマ館~柳町

2016年から、8月11日が「山の日」の祝日になりました!

「第一回山の日記念全国大会」が長野県松本市で開催されました。
夏休みに入って、信州の山や観光地は賑わっています。

今年は特に、「真田丸効果」もあって、上田や松代方面が人気☆
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NHK大河ドラマで、草刈正雄さんが演じている真田昌幸が築城したという
上田城に行きました▲
徳川軍を2度にわたって撃退した難攻不落の城でした。
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上田城跡公園は以前にもまして、おもてなしに力を入れている
ようで、青空フードコートやビアガーデンも設けられています。

さらに、「真田丸・大河ドラマ館」が来年1月までやっています▼
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上田城には、真田十勇士のコスプレをした「おもてなし武将隊」がいて
無料で場内案内したり、写真撮影に応じています▼
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真田十勇士は後世の創作で、架空の忍者たちですが
小説や漫画にも描かれて、今でも人気のキャラクターですね。

上田の街角10カ所に、十勇士のモニュメントが設置されています▼
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上田駅前通りにある「池波正太郎・真田太平記館」前には、猿飛佐助像▼
太平記館内には作家・池波正太郎に関する資料や、
真田一族の短編映画を観るシアターがあります。
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中央2丁目交差点には望月六郎モニュメント▼
ここから西へ歩くと上田高校のお堀があります。
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上田高校の正門は、かつて上田藩主の屋敷門でした。
真田丸の第1回目放送の後、上田高校の校歌が紹介されて
藩主屋敷跡に建つ上田高校が映りました▼
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ここから北へ歩いて行くと「柳町」という古い街並みがあります。
北陸方面へ向かう北国街道の、宿場町の面影が残ります▼
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柳町には「保命水」という水場があります。
これは、真田昌幸が上田城の鬼門よけとして建立した海禅寺の湧水を
明治時代になって、木管をつないぎ、水道にしているそうです。
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真田丸<信濃国分寺のハス

長野県上田市にある信濃国分寺のハスを見に行きました。
境内の北側にあるハス池には蓮の花が華やかに咲いていました▼
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信濃国分寺に来てもそうですが、今、上田の街は「真田丸」の赤いノボリが
あちこちに立っています▼
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2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」効果で、観光客が増えています!
現在、放映中のドラマでは、堺雅人さん演じる真田信繁が、豊臣秀吉の肝いりで
大谷吉継の娘を正室に迎えるという話になりました。
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その後、秀吉が病没し、徳川家康が天下を取ろうと画策するストーリーになるでしょう。
秀吉亡き後、2年後には遠藤憲一さん演じる上杉景勝に上洛を要求するも
拒否されて、会津征伐軍を出す流れになるはずです。
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徳川から真田家にも出陣命令が出て、信繁、昌幸(草刈正雄さん)は上田城から
兵を率いて会津に向かうことになるでしょう。

その途次、石田三成(山本耕史さん)が、家康に反旗を翻すのが史実ですね。
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信濃国分寺・三重塔▲
徳川軍に合流するため、栃木県宇都宮を目指していた真田親子のもとに
石田三成からの書状が届きます。
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栃木県犬伏宿で、父・昌幸と信繁は石田三成の西軍に、
長男の信幸は親戚関係にある徳川加勢すると、密談します。

この「犬伏の別れ」の後、昌幸・信繁は上田に帰ります。
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石田三成の挙兵を知った家康は江戸にもどり、全国の大名に
書状を送り、いよいよ関ヶ原の戦いに向かうわけです。

反旗を翻した真田に対して、家康は長男の秀忠(星野源さん)を
上田へ向かわせます。
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秀忠が上田城に籠城する昌幸を降伏させようと、会見を設けた場所は
信濃国分寺であると、小説・真田太平記などに描かれています。
境内には昨年、「真田・徳川会見の地」という石碑が建てられました▲
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真田家の家紋「六文銭」がデザインされた上田駅▲
兄・信幸が徳川側の使者として会見し、敵味方に別れた親子が再会します。
昌幸は降伏を受け入れたと見せかけて、戦闘の準備をします。
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上田駅前の真田信繁(幸村)像▲
そして、そのまま第2次上田合戦に突入してしまいます。
さて、ドラマではどのように描かれるでしょう?

白馬小径<塩の道(11)

長野県大町市と白馬村の境にある「佐野坂峠」を通って、江戸時代の
古道・千国街道沿いを歩きました。
前回の続きで、青木湖西岸に並ぶ西国三十三番観音を眺めながら
北へ進みます▼
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かつて、日本海から信州へ塩や海の幸が運ばれた「塩の道」です。
この佐野坂峠沿いは、古来からの道が江戸時代で時間がストップしたような
歴史ロマンがあふれています。
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鬼石」という案内板があり、「西行法師が東国巡礼の途中、立ち寄って
腰かけた石という伝承がある」と書いてあります。

「鬼がこの石を投げようとしてつかんだけれど、重くて爪痕だけが残った」
という民話が伝えられています▼

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一番観音像の前には、白馬村の村宝としての三十三観音の
案内が出ています▼
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蒸し暑いこの季節でも、杉木立を吹き抜ける風は爽快で、
森林浴効果もあります♪
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峠を北へ下って行くと、「白馬さのさかスキー場」のゲレンデに出ます。
リフトの横を通って、JR大糸線▼の踏切を渡ります。

塩の道は国道148号線の西側に続きますが、寄り道して姫川源流に立ち寄りました▼
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この辺りの伏流水が、姫川となって60km先の日本海に注ぎ込みます。
日本百名水の一つで、湿原が広がり季節の花が咲き誇ります。
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梅花藻(バイカモ)の花が、清流の中で咲き、水から顔を出しています▼
水に揺れる可憐な花と、繊細な藻のゆらぎに見惚れてしまいます。
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さのさかスキー場に戻り、大糸線に沿うように古道を歩きます。
「塩の道 千国街道」の道しるべが所々に立ち、道祖神や石仏群に出くわします。
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南神城駅の手前に森の中に向かう道があり、こちらが「塩の道」▲
国道の喧騒から離れた森の道には、アジサイが咲いていました。
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森の小径の途中、小川に架かる橋を越えると、製紙工場の裏に出て
沢渡南原の石仏群があります。
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萱ぶき屋根の民家や、季節の花を眺めつつ歩きました▼
「白馬小径」という道しるべが立っています。
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小径は白馬南小学校に突きあたり▼校舎の裏を回り込む道を進みます。
すぐ横が線路という土手の上を歩き、道なりに小学校の前の国道に出ます。
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国道沿いの歩道を少し行くと「白馬村飯田」の地点に「塩の道・千国街道」の
案内板があり、国道から西の大糸線に沿った農道を歩きます▼
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「道の駅・白馬」近くで再び国道148号線を横切り、神城駅の北で
大糸線の踏切を渡って、白馬五竜スキー場のふもとに出ます▼
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ここから先は、以前「白馬五竜~八方尾根<塩の道(6)」に書いています☆

青木湖~佐野坂<塩の道(10)

新潟県から姫川沿いをさかのぼって、塩や海産物を長野県に運んだ
「塩の道」千国街道をたどっています。

緑あふれる梅雨の時期、青木湖畔▼から佐野坂峠を目指しました。
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大町市にある青木湖西岸が古道・塩の道で、北へ歩を進めました。
青木湖スキー場を過ぎたあたりから、石仏がぽつんぽつんと並んでいます▼
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佐野坂の「西国三十三観音像」です。
1829年(文政12年)、信州・高遠の石工が造立したと、刻まれています。
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スキー場があるくらい雪深いこの地で、順番に並んだ石仏群は、道しるべにも
なったことでしょう。
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仁科三湖と呼ばれる3つの湖の西側を歩く道は、現在「中部北陸自然歩道」
として案内図が出ています。
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旅人の安全を祈る石仏群は、今も杉木立の中から微笑みかけます。
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木漏れ日の下、慈愛を湛えた仏の温顔に癒されます☆ 
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途中「歩けば旅びと。道の声を聴こう」と、標語が書かれていました。
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街道と自然が素晴らしく調和した道です。
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その分、虫や蜂、野生動物が出てくるかも‥というアドベンチャー☆
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透き通った青木湖の水面が、ところどころ木立の間から見え隠れ▼
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江戸時代後期に入ると観音信仰に支えられて、白馬村からも聖地巡礼に
旅立つ人が見られたとのこと。
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青木湖の北端までの間に三十三番観音から六番観音までがあります。
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古木の陰で、かくれんぼするようにたたずむ石仏☆
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再び「千国道と石仏群をめぐるみち」の案内図があり、道が分かれて
舗装のしていない古道・佐野坂峠へ向かいます▼
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